いつかはこういうときがやってくるのかも、とおそれてはいましたけど。
「こういうとき」とは、アスリートたちが東京五輪開催のために客寄せパンダになることです。
池江璃花子さんのSNSでの発言が“炎上”しました。
「炎上」とも違うかもしれませんが、物議を醸しているのは彼女のこのツイートです。
いつも応援ありがとうございます。
Instagramのダイレクトメッセージ、Twitterのリプライに「辞退してほしい」「反対に声をあげてほしい」などのコメントが寄せられている事を知りました。もちろん、私たちアスリートはオリンピックに出るため、ずっと頑張ってきました。ですが、↓— 池江 璃花子 (@rikakoikee) May 7, 2021
彼女の一連のツイートは、しっかりした文書で抑制された感情で落ち着いて書かれていると思いました。
「しっかりした文章を書く人なんだな」と。
が、初見で違和感を感じたのが1点。
「コメントが寄せられている事を知りました。」
自分のアカウントならば「知りました」じゃないだろう、と思います。
ま、彼女くらいになれば、自分のSNSアカウントをお手伝いする人物がいないとも限りません。
さらには、このようなツイートも見かけました。
下記の記事は5月7日の21:11に投稿され、池江の最終ツイートまで引用されているが、池江璃花子本人の最終ツイートは同日の21:26のようです。https://t.co/VC4moBTHgy
— 渡辺輝人 (@nabeteru1Q78) May 8, 2021
加えて、彼女の実兄は電通勤務なんだそうです。
マネージメントが電通で、兄は電通社員です。https://t.co/cJVZHujxJz
— clambake (@Clambake2) May 8, 2021
もうこれって、電通(=現政権)による、東京五輪開催に向けての国民への説得工作じゃないですかね。
「説得」というより、反対論(東京五輪を今、開催すべきではないという主張)に対して「黙っとけ!」と。
白血病を患い、闘病の末復活、そして東京五輪の代表までつかみとったヒロインは、格好の材料。
いや、そうじゃない。純粋な池江さんの言動だとしても。
いちアスリートが、いかにもな、物議を醸すのが容易に想像されるようなツイートしますかね。
残念でしょうがないですね。何が残念か、というと。
彼女自身が自分の意志で発言したということなら
- 彼女の勇み足への残念
- 彼女に向けられたらしき「出場辞退を求める声」への残念
彼女が電通らに踊らされているとすれば
- いちアスリートを使ってまでも東京五輪開催に固執する菅政権の残念
- コロナ感染を鎮める科学的なアプローチを一切しない・言わない菅政権の残念
一連の騒動で、池江璃花子はひとりのアスリートから“池江璃花子という存在”に変わってしまいました。
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